コラム

2018-2019インフルエンザは家で治せる!

実は今年の早春にひっそりと抗インフルエンザ薬が発売されていたのをご存知ですか?今シーズンが本格的なデビューとなります。
タミフル(オセルタミビル)リレンザ(ザナミビル)、イナビル(ラニナミビル)、ラピアクタ(ペラミビル)に加え、新薬ゾフルーザ(バロキサビル)、オセルタミビルDS3%「サワイ」(タミフルのジェネリック薬品)によって、治療戦略が大きく変わるようです。
抗インフルエンザ薬の使い分け、自然治癒力をバックアップする薬などをご紹介します。

新薬ゾフルーザってどんな薬?

今まで抗インフルエンザウィルス薬と言えば、
タミフル(内服:カプセル、シロップ)、リレンザ(吸入)イナビル(吸入)、ラピアクタ(点滴)の4種類でした。
4種類もあるのですが、効果発現のための働き方はどれも同じだったのです。

【今までのタイプ】

インフルエンザウイルスが細胞内で増え、それが細胞表面から放出されるのを抑えることでウイルスが体に散らばって悪化しないようにすること

【新薬ゾフルーザはちょっぴり違う】

インフルエンザウイルス特有の酵素をピンポイントで阻害することでインフルエンザウイルスが細胞内で増えることを抑えて悪化を防ぐという、今までとは全く違う効き方の新しい薬なのです。
特徴≫ 飲み薬として世界で初めて。1回飲むだけで治療が完了。
飲む期間≫ 1日間(1回)

ゾフルーザについては「ちょっとおかしくない?クスリのスピード承認」も参照。

どう使い分ける?抗インフルエンザ薬

【予防に使えるもの】
タミフル、リレンザ、イナビル、オセルタミビル「サワイ」
【実際、お医者さんはどう使っているか】
タミフル、オセルタミビル
特徴≫ ドライシロップもあることから赤ちゃんや小さな子にも飲ませやすい。という理由から小さい子は大体タミフルに。ドライシロップの味っていうか香りは「ミックスフルーツ」。
一方、 オセルタミビルDS3%「サワイ」(タミフルのジェネリック薬品)は「
ミックスフルーツ風味」…。なんともあいまいな表現(^^;
いずれも、舐めた瞬間は甘いフルーツ味。タミフルは、苦味を消すために甘味が少し強め。オセルタミビルDS「サワイ」は、タミフルDSより若干味が薄い?という印象。こういうところがジェネリックっていう感じ。意図的に甘さ控えめにしているのかもですけど。
大人もカプセル飲むの苦手っていう方、のどに詰まらせやすいご年配の方など散薬の需要は子どもに限らない。
飲む期間≫ 5日間(1日2回)
リレンザ
特徴≫ 気道粘膜に作用する。インフルエンザウィルスは気道粘膜で増殖するので、有効と考えられる。
上手く吸えなかったとしても10回チャンスがあるので、その中で薬の効果を期待できる。
使用期間≫ 5日間(1日2回)
イナビル
特徴≫ 1回だけで良い。子どもはうまく吸えるかどうかテストするための笛があります。吸ってピーって鳴れば、イナビル使えるなぁっていう(^^;
ただしチャンスは1回(使用量として)限りなので、効果が出るように吸えるかどうかは賭け。
使用期間≫ 1日間(1回)
ラピアクタ
特徴≫ 内服、吸入ができない方に。あとはだるいから点滴を望む方とか。
使用期間≫ 1日間

気になる解熱効果

なんか比べるのがバカバカしいのだけれど、一応参考程度にね。
一番使われているタミフルを基準とします。
A型にかかった場合タミフルでは35.2時間で熱が下がります。(2017/18 シーズン、平均解熱時間)それに比べて
7.4時間早い・・・リレンザ
8.3時間早い・・・イナビル
11.4時間早い・・・ラピアクタ
気になるゾフルーザは同じ型にかかった場合のデータ無し…。
違うタイプのA型で比較するならタミフルより6.2時間早い。
「熱が下がる」すなわち原因となっているウィルスと出会わないので、戦う必要がなくなったという意味です。敵を鉄格子に押し込めているだけで、戦争が友好的に終わったのでもなく、勝ったわけでもない。
が、みんなはこれを「治る」と言っているのです。

子どもには使わない

9月に顆粒製剤が承認さていますが現時点で未発売。(なんの意味があるの?)


錠剤は体重10Kg以上あれば使用することができますが、日本小児科学会の今シーズンの治療指針でも小児での使用は検討中として推奨していないようです。

不安は変わらない副作用・新型ウィルス

異常行動の記載は添付文書でも健在。
ゾフルーザ錠の添付文書の副作用欄は記載が少なく、一見安全な薬のように見えますが、これはデータが出揃ってないとも言えます。
要するに、この薬の本質はまだまだわからないまま発売されているっていうこと。
驚くことに早速、このゾフルーザが効かなくなる変異株が出現しているとの報告もあります。そして、現時点ではウイルス変異に対する考えは、専門家の中でも必ずしも一致していない…。
臨床試験において、投与後に異常行動(急に走り出す、徘徊するなど)に繋がる有害事象は認められていませんが、市販直後調査では異常行動が報告されています。
もうこの手のイタチごっこに莫大なお金を投資して意味があるのは一部の人だけだということですね。

薬剤師のおススメ!インフルエンザにおける自然療法

原因やその人の本質に対応すれば使えるものはたくさんあります。

時代を超えて確かな効果をあげてきた漢方薬

インフルエンザと麻黄湯

高熱が出る風邪の引き初めに最適な漢方薬が「麻黄湯」です。
・寒気がして
・首筋が強張り
・関節が痛み
・頭痛がする
・それに伴い体温が急上昇
・寒気はするが、汗はかかない
・布団に入って温まろうとしても、震えて歯の根が合わない
といったインフルエンザに代表される症状の時にばっちりヒット!
「風邪のひきはじめには葛根湯」が有名ですが、葛根湯が7つの生薬から構成されているのに対して、麻黄湯は4つの生薬から構成されているシンプルな薬。
漢方薬は、構成生薬が少なければ少ないほど即効性が期待できる傾向にあります。そのため麻黄湯は、葛根湯より即効性が期待されます。

麻黄湯が合う人は
・比較的体力があり、
・体格が良く、
・冷え等を持っていない【実証タイプ】の人に使います。
子供の体というのは、実は熱のかたまりです。
雪が降っても木枯らしが吹いても、元気いっぱい外で遊びたがります。というわけで、ほとんどの小どもは【実証タイプ】にあるので、だから麻黄湯が合うのです。

うちのムスメ、親戚の家にお泊りで遊び行った時、帰宅前日にインフルエンザにかかってしまいました。
看護師である義理妹が、すぐさま麻黄湯を買ってきて飲ませてくれました。
麻黄湯はドラッグストアで買えます(^^)v
お蔭で翌日なんとか飛行機に乗って帰宅し、寝込むこともなく普通の風邪として経過しました。

麻黄湯の注意点

漢方薬は、体に優しくてマイルドな作用と認識している方が多いです。
ですが、麻黄湯は実証向けの漢方、いわば“強い漢方”です。
漢方薬は、一般的に自分の証(体質)により選びます。
冷え症である、体力がないなど実証タイプでない方は効果が得られにくくなるので、同じインフルエンザでも他の漢方薬の方がよい場合があります。

また、麻黄湯には麻黄という生薬が5gと多く配合されています。
麻黄は西洋薬でいうエフェドリンという物質が有効成分。このエフェドリンは心身を活性するので、高血圧や心臓系などの持病を持っている人は薬剤師がいるドラッグストアで相談してくださいね。また タイプ的に違う人 も相談が必要です。

本質にアタックして自己免疫力にスイッチを入れるホメオパシー

インフルエンザで恐れられているのはインフルエンザ脳症。
これは自己免疫疾患です。
こんな風に暴れ馬のように制御不能な免疫を作らずに、自らの治す力を発動させ、まっとうな仕事をしてもらうのがホメオパシー。

どんな薬があるの?

ゼルセミウム、ブライオニア、ルストックスなど使える薬(レメディ)は数多くあります。
なぜ数多くあるかというと、インフルエンザを発症している特徴は人によって微妙に違うから。そして、かかるきっかけになったのもその人特有である事柄で違ってくるからです。

例えば、
・仕事のことばかり考えてイライラしている人のインフルエンザ。
・水をあまり飲まないのにトイレがやたらと近い人のインフルエンザ。
・寝返りばかりうって落ち着きがなく、夢でも歩き回っている人のインフルエンザ。
・試験が近いなど神経過敏になっている人のインフルエンザ。

同じ高熱、節々の痛みなど目に見えている症状は同じだったとしても、何気ない仕草、いつもと大きく異なる面、メンタリティまで考慮します。

ホメオパシーの注意点

クスリの代わりになる安全なものを…というだけではせっかくオーダーメイドな薬(レメディ)の効果が半減。
その人が今はどうなっているのか、普段と違う点は?
ネットでレメディの使い方を検索できる範囲はごく限られています。

詳しく知りたい方はコチラへ

どんな人が使えるの?副作用は?

一般的な胃痛や眠気もなく、「異常行動」「下痢」など現代医療のクスリで心配される副作用もありません。赤ちゃんからご年配の方、心臓疾患をお持ちの方、冷え症の方でも使えます。ペットや家畜にも◎。
なぜ、副作用がないかということはこちらで聞くことができます。

お薬のギモンなんでも座談会◆オンライン 1月予定

参考記事:医者の言いなりにならない病院のかかり方

参考記事:我が家の医療費が¥0な理由

タイプ別:インフルエンザの薬の選び方

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