薬剤師の目から見える世界

薬の情報提供から次の時代へ

薬の情報を提供するという時代から、薬が増え続けることが問題視され、いかにして薬を飲まずに自己治癒力を上げていくかということに関心がもたれる時代になりました。
現場に立って10数年以上経ちました。かかわった患者さんは延べ5万人以上。
薬を飲んでいて治りましたという方はごくごく少数です。
また、薬を飲んでいても「変わらず悪い」という方がほとんどです。

次世代の医療の形

「変わらず悪い」のみならず、食べ物や運転など生活の質を落とす薬の役割、そして薬に期待する作用を考えたときに、それ以上に大切なことがあることを知りました。
・何が治癒の妨げになっているのか
・回復に向かうために何を治療すべきか
・健康を持続させるためにはどうしたらよいのか

病気の本質を見抜こう

例えば、風邪を引いた場合。
多くの人は原因について「○○細菌に感染してしまった」とは考えずに「疲れがたまっていたから、無理をしたから」と考えます。
後者の方が正しいのに、病院では「疲れの薬」はくれません。
最近では、熱が出るのはばい菌と戦っているから必要なことなんだということも知られてくるようになっています。けれども、依然として熱さましが出るのはどうしてでしょう。
体の防御反応が弱まった時、細菌やウイルスをはね返すことができなくなり、熱や咳・鼻水といった症状が出ます。症状は二次的な反応であり、風邪をひく本質的な原因ではありません。
このようにあらゆる病気には、相応の本質的な問題が影をひそめています。

このコラムでは

薬学的な専門知識は極力はぶいて、
・医薬品、日常生活の中から「本当の原因」を知る手掛かりになるような記事
・いつでも手に入るような食材を薬として用いる方法
について書いています。