コラム

風邪予防に覚えておきたい睡眠の基本

 北海道札幌市はもうちょっとで紅葉も終わりかな…。
木々の間からお空を見上げることができるようになってきました。
ご近所のお庭では雪囲いが始まっています。
乾燥も進み、喉が不調の方もいることでしょう。
風邪予防は実はとても簡単なことだったりします。

今日は、なぜ「睡眠」が風邪予防になるのか解説します!

自分でできる!風邪のカンタン予防

  1. 手洗い・うがい
  2. たっぷり、そして質のいい睡眠
  3. 質の良いバランスの取れた食事

当たり前すぎて拍子抜け…
しないでね(^^;
幼稚園児でもできるようなこと。すなわちこれが予防(セルフケア)。

「子どもは風の子、元気な子」
1はお母さんに教えてもらってちゃんとやる。
2はお母さんが絵本を読んでくれたり一緒に寝てくれる
3はお母さんが栄養のバランスもいろいろ考えておいしいものを食べさせてくれる。
子どもが元気なのは陰陽でいう「陽性のかたまり」であることもモチロンだけど、この辺がしっかりできているからではないでしょうか…。
たんじゅーーーん。 コドモ、スゴイナ!
(それでも「うちの子しょっちゅう風邪ひいています」っていう方はこちら

「1. 手洗い・うがい」 はほとんどの人ができると思います。マスクだってするし、加湿だってするし。「2. たっぷり、そして質のいい睡眠」 「3. 質の良いバランスの取れた食事」 はどうでしょう。

【2. たっぷり、そして質のいい睡眠 】
人間関係のストレス、肉体・頭脳疲労が増えて興奮気味。夜遅くまでLINEして盛り上がっていませんか?
【3. 質の良いバランスの取れた食事 】
食べられればなんでもいい…、もしくは食べなくなる。これはサラリーマンのみならず、育児に忙しいママもそうなりがち…。

ちょっと思い当たりませんか?

 大人はもちろん、小学校高学年あたりから睡眠に関しては「わかっているけどできない」ものの代表ではないでしょうか。
寝るということは体のあちこちのメンテナンス、感情の整理などとっても大事な時間です。
これらを行ってくれるのは自律神経の中でも副交感神経の方。この神経は自分の意志と関係なくはたらきます。
それがたいてい夜なのです。副交感神経にうまく働いてもらえばれっきとした「予防」になります。
では、具体的に副交感神経がはたらく時間帯の「質の良い睡眠」についてふれていきましょう。

風邪予防のための睡眠のとり方

先ほど、「自律神経」「副交感神経」という言葉がでてきました。
簡単におさらいしましょう。
自律神経には、「交感神経」「副交感神経」の2種類があります。

  • 交感神経・・・活動的にさせる(主に日中はたらきます)
    緊張して胸がどきどきしたり、口が乾いたりします。トイレに行かなくて済むようおしっこを貯めたり、手に汗をかく・・・ということ。
  • 副交感神経・・・リラックスさせる(主に夜にはたらきます)
    お腹がすいて、唾液も出てきました。ゆったりした気持ちで過ごす、トイレに行ってほっと一息・・・ということ。

これからの時期、カンタンに副交感神経がはたらきやすい状況を作るのは、お風呂に入ることも一つの方法。
自分の体のはたらきを「予防薬」として味方につけちゃおう!

お風呂の入り方で睡眠は変わる!

お風呂で本を読まないとか、寝る前はブルーライト浴びないというのは一般的でしょう。
お風呂で本を読むって、一見ゆったりしているように見えるのだけれど、活字を追っていくなどは交感神経が働くので、体をゆるめることに関しては不十分。
でも心の栄養にはなると思うので、その辺りは個人の感性を大切に。

良質な睡眠を得るための効果的なお風呂の入り方は、

  • 湯船に10分ほど入る(全身の血液が巡るのに7分かかると言われています)
  • 夜に入る(夕方以降では潜在意識が開く時←実はここがポイント!)
  • 布団に入る2時間前くらいがベスト(体温が下がる時に眠くなるリズムになっています)

水に触れている時は、特に潜在意識に入りやすくなるそうなので、思いがけず問題の糸口をつかむことができたり、日中なにか引っかかっていたことが明確になったり、ワクワクのアイデアを思いついたりしやすくなります。
だからなのかここ数年間わたしは「眠れない」とは縁がありません。わたしの場合、22時くらいにお風呂に入ると、そういう傾向にありますね!
この潜在意識とのつながりは午前2時位までがピークを迎え、明け方まどろんでいる頃まで潜在意識とつながっています。潜在意識とつながると、解放されるようで瞑想と同じような状態になるということですね。

かぜ薬は風邪をこじらせる?!

抗インフルエンザ薬:タミフル( オセルタミビル )
抗アレルギー薬:アレジオン(オロパタジン)アレグラ(フェキソフェナジン)ディレグラ(フェキソフェナジン+ 塩酸プソイドエフェドリン )キプレス・シングレア( モンテルカスト)

など、風邪や花粉症にも使われる薬があります。
元気になりたくて病院に行き、薬をもらって飲んだ結果、
修復に必要なよい睡眠を得ることができない=修復されない=治らない

ガーーーーン!!!

理由は次に解説しましょう。

こじらせる原因は「夢」にあり

向精神薬に多い副作用に「悪夢」があります。
睡眠薬が睡眠の質を下げると言うこともあり得ます。なんだか本末転倒ですよね。でも実際に「いやな夢を見る」「夢見が悪くて寝た気がしない」っていう患者さんは多くいます。
多くの薬は、どうして「悪夢」を見るのかはっきりと解明されていません。
薬を飲んだ人が「めっちゃイヤな夢見た!」ってあまりにも言う人がいるものだから、製薬メーカーも認め添付文書に載せているのです。

こうなんじゃないかな?と考えられていることに、感情にも関係する脳内神経伝達物質であるセロトニンやドパミン、GABAやヒスタミンが関係しているのかも?と言われています。
だから、実は精神的なものに使う薬じゃなくても 抗インフルエンザ薬や抗ヒスタミン薬に「悪夢」の副作用を起こさせるのです。

夢の役割の一つには、感情の浄化があります。
夢ばかり見ていて寝た気がしない、夢見が悪いなどという人はレム睡眠が長いのか、やたらと多くてせわしないのかもしれません。

夢を見るのはほとんどレム睡眠の間だと一般的に言われています。その内容は 怖かったりドキドキしたりなど感情もあり内容で「変な」ストーリーも多いですね。
翌日、家族や友人に「昨日、変な夢見たー」って話すことありませんか?
これはレム睡眠中には、視覚などの感覚をつかさどる大脳皮質感覚野や感情をつかさどる大脳辺縁系が活動しているからです。一方で、論理的な思考をつかさどる前頭葉の一部の活動は低下しています。
また、深いノンレム睡眠時にも夢を見ることが分かってきています。
その時の夢は、シンプルで平坦なストーリーが多いようです。

夢は潜在的な恐れや不安、願望、実世界では体験できないことを体験する、などの場でもあります。
眠剤や抗不安薬で無理やり体の機能を操作して眠らせることはできても、心は操作できないのです。
薬を飲んでも、不安の種そのものは解決しているわけではありません。
薬は感覚の麻痺に過ぎません。表層に上がってこないように抑え込んでいる不安が夢に上がってきやすくなるのだと思います。

睡眠時は身体でなくあらゆる修復をしてくれことがおわかりでしょう。
十分に修復できないまま過ごすともっと厄介なことになりますよね?

例えば、バンパーが壊れてはずれそうな車。たまに見かけます。応急処置のつもりでテープで止めたとしても、他の場所に外れたバンパーが干渉して別の場所を傷つけてしまったりとか、テープの跡が取れなくて塗装に時間やお金がかかったりとか…。
そう考えると、体のこともイメージしやすくなると思いませんか?

こじらせないために

「風邪は万病のもと」あらゆる病気の引き金にになるからこそ丁寧なお手当てをしましょう。
例えば、呼吸器系の症状は悪化しやすくなりますよね。肺炎になったり、気管支炎になったり、風邪から咳がずっと続いているという人、すごく多いです。
副鼻腔炎(蓄膿)になる人もいます。 
ヘルペスが出る人も。

「あ、風邪ひいた!」と思った時がチャンス❤
大義名分、周りに気兼ねせずにさっさと仕事などを切り上げて眠れる!
風邪予防=風邪ひき名人だったりするのです(笑)

まとめ

いかがでしたか?
抗菌グッズや乳酸菌、インフルエンザの予防薬まで、ありとあらゆる「予防」に振り回されるお金をかけるより、カンタンですぐにできる予防法があるということですね。

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