コラム

自然治癒力の正しいスイッチの入れ方

例えば癌は毎日誰にでも作られています。しかし発症しないのは自然治癒力が働いているおかげ。この「自然治癒力」という言葉はよく聞かれ、使われるようになり、自然療法愛好者には必須のようです。
とういか、大好物!っていう勢いですよね笑
いえ、わたしも嫌いではありません。しかし、本当の意味を理解していますか?やみくもにバシバシとスイッチ押してませんか?

そもそも自然ってなに?

キラキラ系自然


花とか、樹木とか、海とか、広い空とか。
ここで言う自然とは「北海道はでっかいどー!」みたいないわゆる「大自然」のような地球上に存在するもの(笑)
健康や美容のイメージ的には、

  • 自然派化粧品
  • 自然と暮らす
  • 自然のお手当
  • 自然薬
  • ハーブ・アロマ

近代医学の父 ヒポクラテスの言葉

自然から遠ざかると病気になる

多くの自然療法愛好者の方は言葉にうんうんと力強くうなづくでしょう。
うんうんとうなづける方は、自然から遠ざかってきた結果、体調を悪くしたことに気が付いて、絶賛立て直し中!もしくは改善した方ですよね。

ホメオパシー創始者 ハーネマンの言葉

サミュエル・クリスチャン・フレデリック・ハーネマン

今から177年も前に書かれたオルガノンの序文第1節には
“文明化が進んで贅沢な暮らしをするようになると病気になる機会が増える”
とあります。
ヒポクラテスから時代を経ても同じことに嘆かれ、そして200年経った今もそのことは全く進化していません。全く。
そればかりか、もっと自然と遠ざかる方向に世の中は進んでいます。

キラキラしていない自然もある

なかなか自然っていう過酷だZってわたし的には思います。

台風や地震、竜巻だって自然ですよね?
こういう自然にはなるべくなら出会いたくありません。
風は心地よく、雨はしっとり、そんな自然なら大歓迎です!

自然なお手当って本当に大丈夫?

排便の解熱効果

自然療法を学んでいくと「熱が出た時は排便することが解熱につながる!」
というお話に行きついた方いますか?
実際に、自然療法でお手当されるクリニック、サロンなどでは浣腸を勧める所もあります。

さて皆さん、なぜ排便が熱を下げるのかきちんと理解していますか?

発熱という現象は、咽頭炎などの患部の炎症以外は、ほとんどが腸の炎症なのです。

風邪をひいているときなどは「悪玉菌」が優勢になっていることがわかります。そのため 排便すると悪玉菌を排泄し、腸内細菌のバランスを正常化するという効果が得られます。 特に熱の高い時は有効な場合があります。

そういった理由で、排便すると熱が下がるというわけなのですが、これは果たして自然治癒力というものなのでしょうか。

自然という言葉に騙されないで

身体に「自然」という言葉をおいた時に、とてもすばらしく、身体に優しいものと考えがちです。
しかし「自然」にはもう一つの意味があってそれは「本能」とも言えるわけです。
さあ、本能って・・・?
ということで、「本能」という言葉をひも解いてみましょう。

本能の意味

簡単に言うと、 生存のための行動や生殖行動など、その種全体に見られる教えなくても存在する性質のことを本能と呼んでいます。

先ほども述べたように、排便すると熱が下がる。
これはクスリで無理に熱があがる機能をシャットアウトしているのではなく、自らの力をもって癒えたと解釈しています。
しかし、排便するにはそれなりのエネルギーが必要です。
熱が高く、だるい時、もがいている時に、いきなり浣腸される。

正直「勘弁してくれよ…」ってなります。
浣腸されるってものすごい違和感ですよね。
しかも、その後は起き上がってトイレに行かなくてはなりません。
本当なら横になっていたいのに・・・ですよ?

と言うわけで、熱が高い時は「ハイ!浣腸!」って短絡的にして良いものでしょうか?
こういうことを「自然の模倣」って言います。

このように「自然の模倣」という概念を提唱したのはドイツの医師、サミュエル・ハーネマンです。

自然治癒力を高めるスイッチはどこにある?

先日、次男が発熱したのでその様子から解説します。

水曜日の夜から発熱。
38.7度。
今後、どうなるかなー…ていう体温。

いつから発症しているのか?
ということも大事なポイントです。

潜在的に必要になってくる情報の他にも、その人の健康のバロメーターをはかるのにも役立ちます。

そして、自然治癒力のスイッチを押すには「風邪をひいてしまう原因はどこにあったのか」が、必要です。

たいていの風邪は、
「疲れているところに無理をして風邪をひいてしまった」
「忙しかったがほっと気が緩んで風邪をひいてしまった」

この二つに大別されます。
前者であれば無理をする、後者であれば忙しくなってしまったメンタル面がスイッチの源です。

自然治癒力に働きかける薬、レメディあれこれ

手の平にすっぽり収まる
小さいけど心強い常備薬

薬に頼らない薬剤師の選択は、ホメオパシーです。
ホメオパシーのレメディーはその人の自然治癒力のスイッチを入れ、高める効果があります。
わたし的には、ケミカルな薬(クスリ)はなるべく使いませんが、自然治癒力をバックアップする薬は使います。

彼の症状として
・発熱
・頭痛
・のどの痛み
・体全体の重だるさ
・せん妄もあり…。

まずはアコナイト
翌日、頭痛は改善。アコナイトは良い働きをしてくれたようです。
でもちょっぴり熱は続いています。

少し元気になって、話せるようになった次男はこう教えてくれました。
「便もゆるくなっている、2回トイレに行った」

このような反応は、自然治癒力にスイッチが入った結果、自らが癒えるために行った自然な排毒です。
翌日には、熱は下がっていました。

むやみに自然の反応を模倣して浣腸を行ったのではありません。

高熱→ハイ!浣腸!としてしまえば、まだ必要であった体液があり、無理な状態で排便をおこさせるので体力も奪ってしまいます。

自発的に排便できることが自然治癒で、この状態までできるようにしてくれるのがレメディの役割です。

食養生・梅干し

「朝の梅干しはその日の難のがれ」

ほぼほぼ回復してきた3日目、梅干しを欲求。
我が家の梅干しは、昔ながらの漬け方で 20%近い塩分で作ります。
すっぱしょっぱい!
だけど、丸まま2個食べていました。
書いているだけで唾液が出てきます…

梅干しの効果

新陳代謝を活発にするクエン酸をはじめ、コハク酸、リンゴ酸などが疲労物質の乳酸を燃やして、老廃物を出しやすくします。
血液の酸化も中和して、弱った体を回復させる力があります。
おなじみの強力な殺菌作用により、腐敗毒を中和します。

まとめ

自然治癒力とは、本来ドミノ倒しのようにタタタタタって、なるようにしかならないように働き、自分の力で癒えていくことです。
なにか病気などのトラブルがあるときは、ドミノとドミノの間になにか引っかかってしまったようなイメージです。

人間のドミノは非常に複雑です。目に見えない部分が多すぎます。
わたしがホメオパシーを取り入れているのは、その不可解な部分に手が届くからです。

今回使ったレメディー


1日目

アコナイト

発熱、頭痛、のどの痛み、精神的疲れ、炭酸を飲みたがる

2~3日目

ナックスボミカ

発熱、のどの痛み、下痢、酸っぱいものを欲しがる、塩気の強いものを欲しがる

4日目

フォスフォラス

のどの痛み、咳

今回使った食養生

・炭酸
・梅干し
・塩

食養生の使い方は:お薬のギモンなんでも座談会スケジュール

オーダーメイドのホメオパシー講座

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