By jewelme

母子家庭で育ったがむしゃらに頑張る女性

Categories : レメディ

今日は母さんの病院に一緒に来ている。今は不治の病ではないけれど、今時、結核なんて…。

母さん、働き過ぎだったんだよ。父さんと別れて、なんとか私に家庭的な雰囲気を取り戻したくて、無理しちゃったんだ、きっと。

忙しい中旅行にも連れて行ってくれたりして。本当はガーデニングとか染物とか楽しむ人だったのに。

私も母さんを助けたくて、一生懸命だった。母さん、いっつも褒めてくれた。「私以上にきれいにしてくれたわね」「私じゃこんなに完璧にできないわ」って。

毎日お弁当と夕飯と作れるように、日曜日に献立決めて、作って。母さんのおかげで管理栄養士になれたんだから。
母さんの健康をちゃんと管理したかったのに、どうして病気になんかなったのかしら。
お惣菜やインスタントラーメンなんて許せない。誰があんなもの考えたのかしら?
あんなのがあるせいで家庭の味がどんどんなくなってくるのよ!皆の健康が台無しだわ!
私がせめて子供たちの給食だけでもなんとかしないと!!

母さんは、私に苦労かけないように寂しくないようにと、とにかくかまってくれた。
中学生の時も友達と遊びに行くのについてこようとしたり、わざわざその場所まで迎えに来たりして、もうちょっと皆と長くおしゃべりしながら帰りたかったんだけどな。
子どもの時は、母さんや父さんは厳しかったけど言うとおりにしていたけど、今思うとちょっと奴隷みたいだったかな。けれどけっこう依存していたかも。

2人はとにかく私に何か資格を取らせたいと言っていたから、いつもちゃんと勉強しなきゃと思って、職員室にまで質問しに行って自習室で最後まで残って…。そういえば、大学入る前に試験が怖くなってきちゃって吐いたこともあったな。

そんな弱い自分が嫌で、ホームステイもしたことあったっけ。
そこでラクロスのチームに入ったり、旅行もしたな。
帰国してから、友達に写真見せたら、女の子でよくそんなへんぴなところに行くよねとか、ラクロスなんて激しそう、前はそうじゃなかったよね、とか言われたけど、これはこれでけっこう私にとって合っていた気がする。
今でも、ガイドブックに載ってない所に出かけるのは大好き。母さんともよく行ったんだけど、今体力ないものね。

人からは、「樫野さんは年の割には、責任感もあって、おとなしくて、しっかりしている」なんて言われるけど、そうでもないんだな。落ち着きがなかったり、命令されたりするとすんごくむかつくし、よくやるゲームは破壊的な感じ。

とにかく今日休んじゃったから、明日からはちゃんとやらないと。皆には普段やり過ぎだから、休んでいいよって言われたけど、こんなんじゃダメだよ。もっとちゃんとしなきゃ。

あ、母さん呼ばれた。会計に行かなきゃ。

この後は薬局だわ。わたしも自分の処方箋もらってきたから、いつもの喘息の薬と眠剤、一緒にもらおう。