By jewelme

0

母子家庭で育ったがむしゃらに頑張る管理栄養士(カシノシン)

今日は母さんの病院に一緒に来ている。今は不治の病ではないけれど、今時、結核なんて…。
おじいちゃんも肺ガンだったし大丈夫かしら?

母さん、働き過ぎだったんだよ。父さんと別れて、なんとか私に家庭的な雰囲気を取り戻したくて、無理しちゃったんだ、きっと。

忙しい中旅行にも連れて行ってくれたりして。本当はガーデニングとか染物とか楽しむ人だったのに。母さんとの旅行いっぱい行ってどれも楽しかった。

私も母さんのために、一生懸命だった。母さん、いっつも褒めてくれた。「私以上にきれいにしてくれたわね」「私じゃこんなに完璧にできないわ」「こんな細かい所も気がついてくれたのね」って。
けれど、自分では「こんなんじゃ満足できない、何も言われないようにもっときちんとしなきゃ…」ってよく思っていたな…。

毎日お弁当と夕飯を作れるように、日曜日に献立決めて、作って。母さんのおかげで管理栄養士になれたんだから。
母さんの健康をちゃんと管理したかったのに、どうして病気になんかなったのかしら。
もっと、栄養士の講習会に行けばよかったのかしら。
今習っているマクロビもインストラクターの資格まで取ろう。

母さんは、私に苦労かけないように寂しくないようにと、とにかくかまってくれた。
中学生の時も友達と遊びに行くのについてこようとしたり、わざわざその場所まで迎えに来たりして、もうちょっと皆と長くおしゃべりしながら帰りたかったんだけどな。
子どもの時は、母さんや父さんは厳しかったけど言うとおりにしていたけど、今思うとちょっと奴隷みたいだったかな。とにかく怒鳴られるのは怖かった。

2人はとにかく私に何か資格を取らせたいと言っていたから、いつもちゃんと勉強しなきゃと思って、職員室にまで質問しに行って自習室で最後まで残って…。そういえば、大学入る前に試験が怖くなってきちゃって吐いたこともあったな。

そんな弱い自分が嫌で、ホームステイもしたことあったっけ。
そこでラクロスのチームに入ったり、旅行もしたな。
帰国してから、友達に写真見せたら、女の子でよくそんなへんぴなところに行くよねとか、ラクロスなんて激しそう、前はそうじゃなかったよね、とか言われたけど、これはこれでけっこう私にとって合っていた気がする。
今でも、ガイドブックに載ってない所に出かけるのは大好き。母さんともよく行ったんだけど、今体力ないものね。

人からは、「樫野さんは年の割には、責任感もあって、おとなしくて、しっかりしている」なんて言われるけど、そうでもないんだな。けっこうチョロチョロ動いていて通知表に「落ち着きがない」って書かれていたし、命令されたりするとすんごくむかつくし、よくやるゲームは破壊的な感じ。

とにかく今日休んじゃったから、明日からはちゃんとやらないと。皆には普段やり過ぎだから、休んでいいよって言われたけど、こんなんじゃダメだよ。もっとちゃんとしなきゃ。午後になってようやく調子が上がった来た。

この待ち時間の間に、学校で配布するお便りの概要だけでも考えておこう。学校ではあまり空調が良くないせいか、ボーっとして頭が働かないし。

あ、母さん呼ばれた。会計に行かなきゃ。

この後は薬局だわ。わたしも自分の処方箋もらってきたから、いつもの喘息の薬と眠剤、一緒にもらおう。ずっとお薬飲んでいるのに良くならないなぁ…。
今日、インフルエンザの予防接種も予約しておけばよかったな。

台風が近い時の方が、なんとなく調子が良くなるのはどうしてかしら?
風で木々が舞い、ゴーゴー吹く音も歌っているみたい。あの中に入って私も踊りたくなる。

買い置きのチョコレートがなくなっちゃったから買って帰ろう。私はそれほど好きじゃないけど、母さんはフルーツが好きだからそれも買わないとね。

暗くなってから帰るのは怖い、何か出てきそう。だから今日は早く終わりそうで良かった。

マインド

多感な人。自らを駆り立てる、几帳面、決して満足しない。思いやりがある。義務感・責任感が強い、仕事熱心。罪悪感を持つ。情熱的で強い欲望を持っている。細かいことにうるさい。旅への欲求。感情や苦しみを表に出さない。受け入れ耐える。

身体的

爪をかむ、代表的なレメディーの側面を持ち合わせる、肺炎・結核の家族歴・既往歴、予防接種後に悪化