Remedy’s Garden
Remedy's Source
ここではレメディーの原料について紹介しています。生態、生育環境、人との関わりを中心に載せています。
牡蠣(カルク・カーブ)
ヨーロッパヒラガキの殻の内側の層(真珠層)
硬い殻でぴっちりと外界から、中の柔らかくて白くてみずみずしい実を守ります。しかし、ただ遮断するのではなく殻をちょっぴり開けて栄養をとります。この栄養は中の実を成長させるのに必要であり、とても欲します。牡蠣の活動はこの栄養を取り入れるのに殻を開くことがほとんどで、後は岩にへばりついています。
白燐(フォスフォラス)
リンは動植物の生命維持に欠かせない重要なミネラルです。天然では単体では存在せずに化合物として存在しています。マッチや花火に使用されているように、空気中で発火します。キラキラとスパーク(spark)する性質があります。phosphorusの語源はギリシア語の「光をもたらすもの・phos光/phorus運ぶ)という意味に由来します。
水銀(マーキュリー)
重い金属でありながらも常温で液体です。古くは体温計に使用されてきたように状況に応じて敏感に反応します。これは特定な形を持っていない「安定していない・不安定」な状態です。周期律表では、水銀の一つ前は金でありとても重い固体ですが、水銀になると形をとどめられず一気に流動的になりますが多い質感はそのままです。液体は全て同時に動くことができず、先に流れていく方と後から流れるものが出てきます。また固体は制約があるのに対し、液体はその制約がありません。
マーシュラブラドールティー(リーダム)
ツツジ科/泥炭の土壌、低木地帯、苔、苔塚で生えています。そこはじめっとしたゴミ捨て場のような環境の整っていない所に咲きます。先住民の薬草として虫下しや緩下剤と薬用に用いられたり、葉はお茶として食用もされました。
塩(ナットムール)
「塩漬けにする」という言葉があるように、長持ちさせる力がある、保存する方向性の力を持っています。これは食物だけではなく、株の世界でも損をしないように売らないでおく、現実化しない時にも使うそうです。 塩の味はしょっぱさですが、その中ににがりによる苦さも含まれ、また甘さも感じられることがあります。 また、ナトリウムは自然界では単体では存在せず、何かと結合しています。周期律表では両極に位置しており、化学式ではNaClとも表現され、Na⁺とCl⁻は必要とする理想的なパートナーを切望しています。ナトリウムは非常に柔らかな金属でプラスチックのナイフでも容易に切断することができます。伝導性もよい点も他者との影響が大きいことを表しています。塩は海に含まれていて、海は生物の根源であります。
犬の乳(ラック・カナイナム)
産後約2週間経った頃に採取された犬のお乳で、犬種は雑種のことが多い。犬は古代、人間の住む部落に近寄る比較的おとなしいオオカミが家畜化されたもので、リーダーがいる縦社会がそもそも習性としてある。仕事をする、従順、人と共にいることを喜ぶことも犬として大きな特徴。
(ルータ)
ミカン科/ミカンのフレッシュジュースのように絞る、捻じる(squeeze)
ヒゲノカズラ(ライコポディウム)
ヒゲノカズラ科(各種のシダ)/現在ある石炭の元になっている。昔は30m近くある大木であった。巨大な真っ直ぐ杉のような存在であった。別名コケスギ。現在は苔として存在し、写真のように地べたに這っている。「自分は昔は大きかったんだ」という意識がある。原始的な植物であり、胞子を飛ばして(つかまるものが何もない)、新しい所へ根付くという繁殖の仕方は、「新しいところ・事にどう対処できるか自信が持てない」「新しところでうまくできるかどうか」というテーマに関連する。
二酸化ケイ素(シリカ)
人体の中では、歯・爪・髪をはじめとする結合組織に多く含まれている。他の動物や植物にとっても必要不可欠な成分。地球上では地殻を構成する成分の中では一番多く存在している。ガラスの成分ともなり、食器等の身近なものから、水晶として占いだけではなく、光学製品としてデジタル機器に重要な電子部品としても利用されている。その中で最も身近なものはクォーツ時計。
モウセンゴケ(ドロセラ)
ドロセラには大きく分けて4つのタイプがあり、Drosera rotundifoliaは、春から秋に成長し、冬は冬芽を作り休眠するタイプになります。葉はスプーン状ですが、表面に生える繊毛から甘い香りのする消化酵素を含むネバネバとした粘液を出し、キラキラと輝きます。虫の足が一度この繊毛に触れると、ネバネバでしっかり捕らえます。虫が逃げようともがくほどに、繊毛が順番に運動し虫を捕らえはじめ、徐々に先端から丸めるようにして捕食します。喘息を抑える薬として主にヨーロッパで伝統的に使われている。研究によりアレルギーを抑制する物質が含まれていることが判明しています。粘液にくっついたものの成分によって獲物か否かを判断しているとのことです。