By jewelme 2022-02-22 0
ホメオパシーの基本原理は「似たものが似たものを癒す」。
なぜ、「似たもの」なのか考えたことがあるだろうか?
ホメオパシーのことをよく知らない方は「毒をもって毒を制す」と理解されている方もいらっしゃるが、それは間違いである。
正確には「似たもの」である。
似たものである必要性がある。
それはどういうことか。
ホメオパシーで癒えていく中で、ホメオパスもひいてはクライアントも意識しなければならないことがある。
環境内の事象の変化を刺激として感受する能力を感度,刺激に対して興奮しやすい性質を感受性という。また,感覚の刺激の強さの差を識別する能力 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「感受性」の解説
環境内の事象の変化を刺激として感受する能力を感度,刺激に対して興奮しやすい性質を感受性という。また,感覚の刺激の強さの差を識別する能力
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「感受性」の解説
人(動物も)には、誰しにも感受性の違いがある。
物事、物質、感覚等々。
プラスとマイナス、正と負、陰と陽等、同じ軸にいながら真逆の方向性のもの。
「同じモノ」という意味。
ホメオパシーではモダリティがわかりやすい例。
何かに反応していまう感受性こそが、その人を知るヒント、逆があるということ。
状況は違っても、自分に重なる部分を見つけると、なぜか人はそれに対して、冷静に見つめて分析する力を持っている。
そして、その解を自分に応用しようとする。
例えば、人間関係のいざこざ、自分が渦中でなければ、どちらの言い分も冷静に聞く耳を持てる。
例えば、事件や事故。当事者でなければ、遭遇した時についてどう対処するか備えについて見直したり、遭遇した人の心中に触れ、思いをはせたりする。
有事がなくてもそれを体験することができる。
小説、映画、ドキュメンタリー、絵本・・・
自分がどこに感動するのか、怒りを感じるのか、反対意見を持つのか、蔑むのか、心の動きに注目することができる。初見では、そこには至らない。
二度三度、同じ作品に触れること、
次は、全く違う作品を見てみること、
そして、自分の心の動きの方向性を見直してみよう。
そうすると、自分の感受性がわかる。
感受性を踏まえてポラリティについて考える。
「であること」と、「でないこと」について。
自死についてのドキュメンタリーから学ぶことがあった。
「死にたい」は、
「生きられない」であること。
同じではないのだ。似たニュアンスを持ちながらも、全違う方向性であることを知らなければならない。
それがホメオパシーを学ぶこと。
クライアントさんの言葉を丁寧に受け止める。
死にたいとはどういうことなのか、一つ一つ解いていく。
解ききれなくなったら、また別の言葉について丁寧に解く。
その作業の繰り返し。
ホメオパスだけがするのではなく、クライアントさんも一緒にする。
その過程の中で、クライアントさんの中にはすでに自分を本当に癒さなければならない問題にたどり着く。
本当はわかっていたことに。
セッションで下ごしらえができる。あとはレメディで整えるだけだ。
最後の一押しなのだ。
自己治癒力のスイッチを入れる。
スイッチが入れば、あとは摂理通りに物事が動くのを見極めていくことだ。