By jewelme

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卑屈な中学3年生の女の子(ラックカナイナム)

(保健室にて)

「先生、ちょっと休んでていい?」
「犬飼さん、どうしたの?」
「ちょっと、めまい…フワフワする…。お腹も痛い。」
「あらあら、大丈夫かしら?」
「生理だから…、割と生理中の時に具合悪くなるから。」
「帰る? お家の人に連絡しようか?」
「いい…、午後から教室に戻るから」
「じゃあ、担任の先生に言って来るね」

(保健の先生と担任の先生)

「先生、犬飼さん保健室で休んでいます。午後からは教室に戻ると言っています。」
「そうですか、午後は修学旅行の話だから出られそうかな。そうだ、ちょっと犬飼さんのことで気になることがあるので聞いていもいいですか?」
「先生は今年赴任してきたばかりですものね」
「この間、女子の間でちょっともめちゃって。この間も休んだでしょ?あれ、他の女子たちが仮病だとか言って、犬飼さんのこと責めてたんですよ。犬飼さんも最初は威勢よく弁解してたんだけれど、だんだん黙っちゃって結局言われるがままって感じになっちゃって。あとから本人呼んで話したんですけど、私なんか3軍だから言い返してもダメなんだとか言って…。犬飼さんってちょっと難しい感じですよね、時折ワッと牙を剥くような勢いも感じるけど、基本おとなしいじゃないですか? 前からあんな感じ?」
「うーん、何ていうのかなぁ…、ちょっと上手くコミュニケーション取れない感じは見受けられますよね。犬飼さん、前に言ったことと忘れているような所もあるし、自分の言っていることは嘘なんだとか言って…。話していて、あれ?って思うこと私もあるんです。一応仲のいい子はいるけれど、その子に対しても全面に信用していない感じっていうか、優しくしてくれても素直じゃない感じはしていました。他の女子みたいにベタベタした関係は苦手っぽいですね。」

(保健の先生と犬飼さん)

「先生、もう行くね」
「あら、大丈夫?」
「うん、教室から聞こえてくる先生の声がうるさかったし、日が当たってきてまぶしかったから」
「髪の結び目がズレてるよ。 直していこうか?」
「いいの、元から皆私のことなんか見てないわよ。 それに鏡見るの嫌いなんです。 じゃ。」

(保健の先生と担任の先生)

「ちょっと卑屈になりますよね。気になるなぁ」
「家庭環境かなぁ…。お母さん、お迎えお願いしても仕事が忙しいとかで学校に来ないし。一人で帰してくださいって言うんですよね。お迎えに来てもらうことになっていますって一度言ったら、舌打ちされました。来た時も、ろくに犬飼さんの子と見るわけでもなく、サインしてさっさと帰っていたんです。そんな感じだから寂しいのかな。」
「そっか、個人票では緊急連絡先はお母さんだけれど繋がらないことあるもんな」
「小学校から引継ぎの時に家庭訪問も拒絶されているし、けっこう季節外れの服を着ていることもあったって聞いています。 本人と少し話したことがあるけど、私がバカだから、私が悪いのって。何着ても可愛くないからいいんですって。」

(犬飼さん、心の声)

「ただいま」
ってどうせ誰もいないか…。

家が静かな方が、具合悪いのも治るから良いんだけれど。左、右、左…、って痛くなるのなんかおかしいよね。変な病気かも! 今日、保健の先生に聞いてみればよかったかな。
どうせ、クソ親に何言ったって聞いてくれないし。

歯医者さんまであと1時間か。甘いもの嫌いだから食べないのに虫歯ってどうしてかなぁ。
出かける前に早く出てノート買った方がいいかな、それとも明日でもいいかな、いや…、どうしよう。
いつもささないことでも決められなくて悩んじゃう、こういうの優柔不断っていうのかな。
うーん…、どうしようかなぁ。
この間もペンを買ったのに忘れて帰って着ちゃうし。あそこの店に行くのは止めよう、私のことバカな子だと思っているもの!
じゃ、どこの店に行こう…、あー、ダメだ。また決められなくなっちゃった!

塾もあるし、英語の再提出やっておかなくちゃ。
読み間違ったり、単語抜かしちゃって変な意味になったり、書くのも間違うし、苦手だなぁ。
塾の皆に「あいつはバカだ」って思われているだろうな…。

なんか落ち込む。
あーあ、頑張っても上手くいかないなぁ。

昨日見た夢もヘビがたくさん出てきて気持ち悪かったな。
小さい頃から同じ夢見るなー。

それにしても今日の女子達、ムカつく。
仲間外れにされるのも嫌で、シッポ振っていたけれど。結局従うしかないのかな。

こんな風に考える始めると無性に自分が汚らしく思う。
洗い流したい…、洗い流したい…。ダメだ、手を洗うと止まらなくなっちゃう…。

こんなおかしなことしているって誰かに知られないようにしないと。

マインド

乳児期に母乳をはじめとした母親からの愛情をもらえなかったために、愛されていない・自分には価値がないと思い、卑屈になる傾向にある。動物レメディーであるので、上下の関係や容姿にも敏感。自分は汚い・臭いと思い込んでいるので手を洗い続けるという強迫性障害にもなり得る。また、お乳を十分にもらえなかった経験から爪噛みや指しゃぶりなどの口腔習慣の問題、タバコやキャンディーが手放せないなど健康に影響を与えることもある。

身体的

お乳(Lac)のレメディなので、乳房がその人にとって大きな存在となる。そのため女性ホルモンにも関係する。生理の問題、乳腺炎など。左右交互に症状が現れることも特徴。「左右交互」の症状は、いくつかの乳房から赤ちゃんがミルクを飲むことに起因し、動物である本能も感じつつも、従属関係にあるため我慢しなければならないという両極にはさまれるることにも関係します。このためマインド面でも優柔不断になりがち。オキシトシンの感覚を得ることがミルクのテーマ。断乳後、そのような感覚を得るのはセックスだけなので、性的なことも出てくる。